第6回 【これからVFWに参加する方へ その②】
今回は前回のコラムの続き。
VFWの参加を検討してる方、参加は決めたから細かい情報が知りたいよ!って方向けのコラムです。
④エージェントさんについて
簡単にいうと、当日はとても忙しそうです。
打ち合わせをしてる担当の日本人の方はほぼほぼ当日は話せないと思ってください。
そして結構ギリギリまで情報をくれないこともあります。
でもやってほしいことは事前に全て伝えましょう。
例えば【モデルさんに見えても良い水着的な下着を持参してほしい】
や【靴は自前の黒を履いてきてください】などです。
当日担当者とはほぼ話せないですが、代わりに日本人のカナダに留学に来ている高校生ボランティアさんとか、日本語が少しだけ分かる韓国人スタッフの人がいます。
その方に話すのが得策です、何かあったらそのスタッフの方に相談しましょう。
しかし、今回感じたのは、日本人参加グループ数の割に日本語対応のスタッフが少ないのかな?という印象です。
⑤の英語力についてにつながりますが、ある程度自分で話せる力は必要なのかと思います。
また、右も左もわからない状態でショーに参加するのではなく、こういうコラムやブログ、YOUTUBEなどで、global fashion weekのことを調べて、
海外のテンションは日本とは違うこと、(そんなにキチキチしてない)とかは理解してから参加してください。
参加すると決めたのも、デザイナー/ディレクターの自分自身です。
何があっても自分の責任の上で参加する、
エージェントさんには手伝ってもらってる感覚を忘れないように。
このVFWに出るデザイナーは多分海外のショー初体験という方が大半だと思います。
デザイナー側が【初心者】、モデルさんたち、エージェントさんたち、ヘアメイクさんたちが【プロ】という認識でいきましょう!
⑤英語力について
前述した通り日本語が話せるスタッフさん、ボランティアスタッフさんは数名いらっしゃいます。
ただ、全く話せなくても参加できますよとエージェントさんには言われますが、正直英語を話せるに越したことはありません…
ありがたいことに、私はある程度の聞き取りと、ある程度の会話は問題なくできます。
どのレベルが目安なんだろうな…と考えましたが、
高校生の時に英検3級とか取ってるよ!って方は今も同じように試験を受けて受かるか!?という感じだと思うので、
l語彙力としては英検3級くらいで十分だと思いますが、今も受かる!ってくらいのレベルまで勉強し直しておいた方がいいです。
これは、結局通訳さんがいない状況の時に、
何かお願いしたいことがあったとしても、通訳さんを呼んでくるのに時間がかかり、前に進めない時間をなくすことにもなりますし、何より自分で伝えることの大切さが分かると思います。
言葉を人任せにしないように少しだけでも勉強することをオススメします‼︎
もしくは英語が喋れる人を連れて行ってください。自分のやりたいことの責任は自分で取りましょう!
⑥前日までの準備について
私はショーの前日に会場に行き、デザイナーパスをもらい、バックヤードも少し見せてもらいました。
できれば2日前に行ってどんな靴が準備されてるのかなど、見ておいて、追加で必要なものがあればショーの前日に買いに行くが良いと思います。
買い物はグランビルという街にZARAやH&Mなどがあり、ショーに必要なものはここに行くと大体揃えられると思います。
また、この街はお土産屋さんも多いのでオススメです!
⑦当日の過ごし方
「何時にバックヤードに来てください!」というメールが3日前に届きますので、
その時間の30分前くらいを目安にバックヤードに行くことをオススメします。
控室は1階と2階に分かれていて、各々にフロア責任者さんがいるので、その方に挨拶したり、事前に提出してるメイクの確認だったりをさらっと終わらせます。
アートメイク的なものを頼む予定の方は、結構しっかりヘアメイクさんと打ち合わせが入りますが、日本人の感覚とは違うということを忘れないでくださいね!
そのあとショーに出す順番で洋服を並び替えて【スチームアイロンをかける前に】モデル選び、リハーサルがあります。
モデルさんはその場で選んでいく感じですが、
どのモデルさんもメチャクチャ【プロ】です。
事前に選んでなくて心配…とか感じるかもですが、
選んだモデルさんを信じて歩いてもらいましょう。
リハーサルは本番の音楽を流して、服、靴を履いて本番のランウェイを歩いてもらいます。
私は12体で7分半の音楽を用意して、
頭20秒はイントロとして流しました。
それでデザイナー挨拶まででちょうどピッタリという感じです。
音楽は少なくとも12体7分は必要かと思います!
そのあとモデルさんたちはヘアメイクに入ります。いくつものショーを掛け持ちするモデルさんもいるので自分のブランドのメイクが完成するのは本番3分前とかになることもあります…笑
でも大丈夫◎絶対に間に合いますし、絶対にステキに仕上げてくれます!
当日は他の方のランウェイは見れません…
YouTube LIVEやインスタLIVEで見る必要があります。
なのでモバイルバッテリーをお忘れなく!
そして本番を迎えて、挨拶をしたら、次の休憩で、ランウェイにモデルさんたちと一緒に出て、取材を受けたり名刺交換などしたりします。
ここが商談の場となるので、気合を入れて臨みましょう!
エージェントさんからもらうデザイナーズハンドブックみたいなものには書いてないことをまとめてみました。
是非今後VFWに参加する方の参考になっていただけたらなーと思います。
まだ実は帰りの飛行機の中でこれを書いてます…笑
行きは8時間、帰りは10時間…笑
結構遠いですよ笑 時差ボケもすごいことになるので、時間調整もしっかりしてくださいねー!
以上VFWに参加する方へのまとめでした!
次回から通常コラムに戻ります!